何も悲しいこと・不安なことがあったわけではないのに、ふとした時に涙が止まらなくなる。眠たいのに布団に入っても目をつぶっても眠れない。これらはあなたの心身が出しているSOSかもしれません。
うつ病の正しい知識を。
うつ病の実態
コロナで人とのかかわりがさらに希薄になったことでうつ病等のこころの病を抱えている人口は増えているといわれています。実際この数年で精神科にかかっている人口は増えているとともに自身で体の不調を見つけ出せずにいる“仮面うつ病”を含めるとさらに人数が多いと考えられています。
日本では、100人に約6人が生涯のうちにうつ病を経験しているという調査結果があります。また、女性の方が男性よりも1.6倍くらい多いことが知られています。
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_depressive.html
うつ病とは
うつ病は気分障害の一つとされています。憂鬱さ、やる気が出ない等の精神的障害から不眠・食欲不振等の身体的障害が現れる病気です。気分障害の中には双極性障害(躁うつ病)というものもあります。うつ病とは治療方法が異なるため自身の症状の変化があった際には医師にしっかり相談する必要性も伴います。
原因は
発症の原因は人によって様々です。家庭環境・職場環境・人間関係…その人が置かれている状況や環境により大きく異なってくるものになるので一概にコレとは断定しがたいものです。
発症しやすいタイプ
発症の原因ははっきりしていませんが、発症しやすい人のタイプがあります。下記はよく言われている例になりますので気になる方はご自身で調べてみてください。
- 真面目
- 完璧主義者
- 他人の評価に対して敏感
- 0か100の考え方
- 自尊心が低い
うつ病の症状
気分との違い
うつ病の疑いが出てきて本人も周囲も疑問に思われがちなのが気分との違いです。実際私は休職1年経ちますが、友人に「私だって毎日しんどくてつらいし、休職しようかな。」と言われましたが、本当にうつ病と気分の落ち込みは異なってくるものです。大事なので2回書きますが、気分とは異なります。もちろん、人間生きていれば悩むことはありますし、落ち込むこともあります。しかし、気分転換をしても心が晴れない日々と本当につらい日は死んでしまいたい、と感じて抜け出したくても抜け出せなくなるのがうつ病です。また、そもそも何が原因か分からなかったり、問題ごとが解決してもモヤモヤする気持ちから通勤・通学が難しく日常生活に支障をきたしてきます。
身体のサイン
精神症状に気づく前に身体的症状は出ることもあります。
- 頭痛
- 腹痛
- 食欲不振
- 性欲不振
- 倦怠感
- 動悸
- 睡眠障害
- 耳鳴り
実体験
私自身上記のような症状が出て来月で約1年休職中の身です。仕事中腹痛で集中することが困難になったのを始めに仕事を満足にできず、自己嫌悪に陥る日々。実際私に起こった症状は以下
- 腹痛
- 不眠
- 食欲不振
- 何もなくても涙が出る・止まらない
- 鼓動が早く感じる
- (仕事以外で)人とコミュニケーションをとるのを嫌がる
- 通勤時・営業時に交通事故に逢いたくなる
- 電車や人が多いところが怖くなる
- すべての物音に反応する
自分でも感じたことない不安と仕事を休まざる得ない体調不良が続いていきました。今なら、あれがおかしいということは理解できますが、当時の私には分からず。会社では普段と変わらない姿でいるように努めるので精一杯でした。といっても、社用車の中で泣きながら運転していた為上長にはばれていたみたいですが…
そんな私を見かねた彼氏に懇願されるように精神科にかかり、休職に身を置いています。
疑いがあるときは
どこに相談する?
まずは、疑いを感じたら早めに病院やクリニックで診てもらうことが重要です。うつ病の場合、「精神科」や「メンタルクリニック」、「こころのクリニック」などで診察を受けることができます。最初は不安に感じますが、ほかの内科等の病院と変わりません。ただ、予約システムを設けていることが多いため事前にホームページで確認して電話等するようにしてください。(診察待ちの間に心が疲れるので予約をお勧めします)
回復には
何よりも休息をとってください。休職等したそのあとは正直考えないように努めても2週間くらいは本当にずっと考えがちです。でも、それで大丈夫です。なにも考えず寝て食べてゆっくりすることが大切です。あとは、病院の先生と相談しながらお薬やカウンセリングを受けると良いかと思います。
休職について
次回休職について記載いたします。
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